説明
著者:遠藤功
新品度:⭐️⭐️⭐️
概要:
僕はチームリーダーの仕事をしていますが、組織に停滞感を感じていたのでこの本を購入しました。
本書では、海外のエクセレントカンパニーにあって日本企業にない、”カルチャー経営”が何なのかを解説しています。
ここで言うカルチャーとは組織風土(心理的基盤)+組織文化(心理的エンジン)。
著者は、この2つがしっかりしていないと組織の活力が枯渇してしまうと述べています。
そのほかにも、
- 最初から活性化された組織は存在しない→リーダー自ら変わる努力をすべし
- 組織風土はどの企業にも当てはまる普遍的な心理プログラム
- 多様性を尊び、透明性の高いマネジメントを志向しなければ組織風土はよくならない
- 組織文化はそのときの成功の産物→過去の成功にしがみつかないようメンテナンスが必要
- 風土を先に作り→それから文化を作る。この順番を間違ってはならない
- 変革を実行するときはエピソードを使い、社員の共感を得る
※どんなに頭の良い経営者がいても、実行するのは現場であることを忘れてはならない - 健全なカルチャーは主体性と行動性を持っている
- 大組織であるほど変革には時間がかかる→点で成功事例を作り、線に広げ面に変えていく
- いきなり大きな成功をつかもうとすると頓挫するので、足元の小さな成功から始める→この小さな成功の積み重ねが組織変革を起こしていく
- 新たなカルチャーが根付くには10年はかかるもの
- 内向きな仕事はカルチャーの侵害の一因→価値を作らない仕事は定期的に見直す
などなど、組織運営に役立つノウハウが満載。
旧態依然としている組織を変えるのは想像以上に大変です。
本書では複数の会社の変革事例も書かれているので、困難な状況でも役に立つこと間違いなしです。
全てのリーダー職の方にオススメしたい1冊。
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