説明
著者:中条薫
新品度:⭐️⭐️⭐️⭐️
概要:
元富士通社員で起業家の著者が、ワークライフインテグレーションを追求するためのノウハウを書いた本。
本書では多様性を受け入れる柔軟性を持ちつつ、主体的に人生を生きるのが「しなやかさ」と定義され、それをどう実践していくかを丁寧に解説してくれています。
- 人間、1日に6万回の考え事をし、そのうち80%がネガティブなこと→意識を向ける方向性が大事
- 日本人には我慢が美徳だが、脳はワクワクを求める傾向がある→物事を辛いと思いながら頑張るのは非効率
- 価値観の満たされない状況が続くと体調が悪くなる
- たとえ人並み以下だろうと、人から文句言われようと、「私はこれでいい」という思いが幸せに通じる
- 間違えずに目的地にたどり着くことだけがゴールじゃない→失敗してもまた戻ってやり直せば良い
- 大人になると人の真似をしなくなる→真似ることは生きた学びの実践
- 遊び心を忘れずに、ワクワクすることを自分で創り出す工夫が辛いことを楽しいことに変える力になる
- メーカーの人は、金を稼ぐだけでなく「その人を幸せにするもの」を作る
- できない気持ちになると、脳はその理由に関する情報を集め始めてしまう→「どうやったらできるのか?」を考えるって大事
- 目標の価値は今の自分をどれだけプラスの方向に変えていくかで決まる
- 他人と「一緒に取り組めば何かが生まれるだろう」という漠然とした気持ちで関わっても上手くいかない→各々の強みを把握して掛け合わせることが大事
- もし喪失感や落ち込んだ気持ちが続くようであれば、自分の居場所ではない
- 何かをやれば、なんとかなるという自信が芽生えてくる→経験することは偉大
穏やかな口調で書かれていますが、優しさの中に芯の強さを感じます。
起業家なだけあって、ミドル層以降のキャリア形成の参考になります。
アラフォー以上の社会人にオススメしたい一冊😌
レビュー
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